ふきブログ

fckey's daily impression blog

ロトシリーズの良さからドラクエにハマる2019年

日本男児ならロトシリーズ三部作をやらなければ。30歳になって思い立った。(このブログに辿り着く自分の周りの人達は聡明でサブカルチャーにも詳しいはずなので説明するまでもないと思うがロトシリーズ三部作とは世界観に繋がりのあるドラゴンクエストの1-3作を指す)

結論から言うとDQ1, 2, 3すごい。

最近の3Dフルポリゴンのゲーム、オープンワールドで自由世界の旅が出来るゲーム達と比べるとグラフィックもシステムももちろん見劣りする。しかし、ドラクエ1-3は1986,87,88年に発売されており、すべて自分の生まれる前。 商用のインターネットがアメリカで始まったのが1988年*1。当時はたぶん所謂パソコン通信*2の時代(?)。そんな時代に現代まで通ずるゲームシステム、大人が遊んでも面白い話が既に出来ていた*3

思い返すとゲーム自体は好きだとは思うが、そんなに沢山やったわけでもない。各時代の流行り物はいくつか遊んでおり、小学校の頃にスーパーファミコン*4任天堂64*5、中学になるとPS2は持っていたが、パワプロをプレーすることが多かった。RPGは松野さんの作品が好きで、順番は前後するがオウガバトル64、FFタクティクス獅子戦争、タクティクスオウガをプレーした。スクエニを代表するドラクエは7だけ、FFはリアルタイムで10、かなり遅れて大学生の頃にFF7をクリア*6しただけだった。

映画が好きなこともありRPGのストーリー自体には興味があるがやり込む気はなく*7、そこまで上手くないことや*8、レベル上げが面倒なためプレー動画を追ったり*9シナリオネタバレを読むこともあった*10

最近だと、転職前に任天堂Switchを買い、友人のスプラトゥーンのプライベートゲームグループにも参加していたが気づいたら手を付けなくなっていた*11。しかしながら、最近転職したこともあって気持ちに余裕ができたのだと思う。遅れてきた青春を取り戻すかのようにゲームをする頻度が増えた。ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド - Switchは素晴らしい。

こんな経緯でふと冒頭の事を思い立った。自分がプレーしたのはスマホ版のドラクエiPadで利用できた。1,2は5百円以下、3も1000円せず安い*12

ドラクエ1はボリュームが小さく、1日もかからずクリアできた。ゲームを始めた瞬間に流れる聞き覚えのある音楽。これを待ってた。最初から最後まで一人旅のRPGをプレーしたのは初めてだった。自分で攻撃して自分で回復。誰も助けてくれない。仕事もプライベートもチームプレー*13で他人に頼ることの多い自分にとっては不安の多い旅。 ソフトウェアエンジニアの端くれとしてプレー中にもゲームシステムの構成を考えて平面でこれくらいの世界なら自分でも作れそうだなと思ったが、これはインターネットもない30年以上前に作られたものだといういことを忘れてはいけない。お姫様を拐ったドラゴンを倒した後に城に帰る前に死ぬとドラゴンが復活し高い経験値を何度も得られるバグをあえて踏みレベルを上げる。フラグをいくつか追加するだけで直すのは簡単そうなこのバグをリメイクしても残しているのはわざとかなと考える。お姫様を連れた状態で宿屋に泊まると言われる「ゆうべはお楽しみでしたね」、竜王に言われる「世界の半分を勇者にやろう」。今まで伝聞でしか知らなかったセリフが実際に使われている。これを見るために限りある大切な時間を使って30年も前のゲームをしていると言っても過言ではない。伝聞でしか知らないものを自分で実際に体験することに喜びがある。

ドラクエ2はシステムがアップグレードされ、3人のパーティーになった。仲間と旅ができ、それぞれ覚える呪文や技が違う。これぞチームプレー。世界は1から100年後。1をクリアした次の日に2を始めたためマップも頭に入っていたが、100年経ったこの世界では多くの街が無くなっていた。世界観の繋がりがあるとやはり面白みが増す。変化から製作者の意図を汲み取れる。

ドラクエ3では職業が追加され、ルイーダの酒場*14ダーマ神殿が追加された。パーティーは勇者、盗賊、魔法使い、僧侶で始めた。ただレベル20にならないと転職はできず、転職後のレベルは1から始まる。転職するには経験が必要で、転職後は戦力にならないひよっこ。現実を思い知らされる。つらい。途中賢者を作ろうと思い、誰が賢者になるべきか迷った。しかしここで戦力ダウンは厳しいと思い結局誰も転職はしないまま進めたが、表世界のラスボスのバラモスが倒せない。レベル25で勇者のホイミ、僧侶のベホイミでは回復が追いつかないため、ここで今回シリーズを始めてから初めてレベル上げを行った。作業的でつまらないレベル上げは本当はしたくなかった。全体のレベルが29あたりになった頃に勇者がベホイミ、僧侶がベホマをつかえるようになりここからの旅は簡単だった。バラモスを倒し、途中主人公の父が火を防げず死ぬのを確認した後*15ゾーマに辿り着いた。ゾーマは歴代魔王の中でも格好良くて好き。「何ゆえもがき 生きるのか? 滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい。 さあ、わが腕の中で息絶えるがよい!」。また聞きたい台詞が聞けた。これぞ大魔王。

プレーしたのはリメイク版で、ゲームバランスは調整されAIバトルも既に導入されているため発売された当時のものとは違うかもしれないがこのシリーズをやってみてよかったと思う。やはりRPGの原点。

1月はこの後に、ロトシリーズの舞台となるアレフガルドを復興する【Switch】ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ、主人公の人生を通して描くドラゴンクエストV 天空の花嫁もやった。ビルダーズは平行世界の話でシナリオも音楽も聞き覚えがありロトシリーズをやったかいがあった。ドラクエ5は花嫁を選んで結婚できることが有名でこれだけでもひとブログ書けてしまいそう。どちらも面白かった。

2019年はロトの世界観とつながりがあるドラクエ11がスイッチでも出るらしい。ドラクエ4,6もやりたい。ドラクエの世界にハマってしまった。

*1:自分と同い年だ

*2:自分は触れたことがない。物心つく頃にはダイアルアップ接続の従量課金制インターネットがあった

*3:著者が十分に成熟していないという話は受け付けていない

*4:星のカービースーパーDXとマリオRPGは名作。リメイクしてほしい

*5:マリオカートはハマった。流行ったスマブラはやっていなかった

*6:チョコボか何かのファンディスクで最強装備を予め持っている

*7:高校までの学生時代は部活の優先度が高く、大学以降は読書や研究、仕事関連の優先順位が高かった

*8:鬼武者は挫折した。負けず嫌いなのか子供の頃はゲームでもとにかく死ぬのが嫌いだった

*9:FF12は動画でストーリーを楽しんだ

*10:バイオハザードシリーズはすべて追っている

*11:参加者は今でも夜な夜なプレーしている。レベルが高過ぎてもう付いていけないと思う

*12:スクエニの回し者ではない

*13:といえば聞こえがいい

*14:六本木に実店舗がある

*15:攻撃は避けまくってたのに火炎攻撃は常に食らっていて強いのか弱いのかわからなかった